2016/07/30

Mariana諸島の地震による津波

マグニチュード:      7.7
発生日時:   2118  UTC JUL 29 2016 (7月30日 6時18分 日本時間)
位置:        北緯18.5,東経145.8(Mariana islands; マリアナ諸島)
USGS

津波の危険はありませんが,DARTでは観測されていました.





2016/07/28

ワードファイルの差し込み画像を更新する

ちょっとした発見に喜びを感じたので報告.

ワードファイルに画像を貼りこむこと自体は,挿入→写真→ファイルからの画像…で出来ますし,ドラッグ&ドロップでも出来るので特に悩ましいことは無いです.が,更新が結構面倒だなと思っていました.画像のサイズを縮小して調度よくしていたりする場合(多くの場合がそうだと思うのですが),一旦消して再度挿入するとまたリサイズしなければいけません.あと,編集履歴をONにしていると画像の差し替え自体も編集として残る(欲しい場合もあるかもしれませんが,差分が見えるわけじゃないので不要)ので邪魔でした.

それらを解決してくれたのが,「画像の変更…」.図の上で右クリック(Ctrl+クリック)で下の画像のようなメニューが出てくるので,画像の変更を選択します.挿入する画像を選択すると,同じ場所に同じ大きさで入ってくれます.編集履歴も付きません(それじゃ困る人も居るかもしれませんが).


こんなオプションが隠れていたとは・・・

2016/07/21

複数枚の画像を1枚にまとめる

時系列で画像を作成した時や,様々な条件で画像を作成した際に複数枚の画像ファイルを1ファイルにまとめたいことがしばしばあります.時系列画像の場合なら,gifアニメを作るのも1つの手です.が,複数ページの図に出来ないかなと思っていたところ,PDFにしたら出来るんじゃないか!?と思ったら出来ちゃいました.やり方は,

convert *.png hoge.pdf

これだけ.特段のオプションは必要なく,1画像1ページのPDFが出来上がりました.流石 ImageMagick.流石 convert.



2016/05/03

2016/4/29メキシコ沖の地震による津波

2016/4/29 01:33 (UT) にメキシコ沖で発生した地震による津波のデータを見てみる.


震央に近いDART 43413の波形

NAOTIDEを使って潮汐補正をした結果が以下の図です.
NAOTIDEを用いて潮汐補正した波形

津波が観測されている付近を拡大





2016/05/02

NAOTIDEJを使った潮汐計算

津波の観測データ(波高や海底水圧)を見ると,最初に見えてくるのは海洋潮汐による1日に2周期の波です.

気象庁が設置したのDART 21346のデータのプロット

これを取り除く方法はいくつかあるようですが,海洋潮汐モデルを用いて必要な地点の予測計算をして引き算する方法があります.ここでは,国立天文台水沢で公開されているNAOTIDEJの短周期海洋潮汐モデル(NAO99Jb;日本周辺モデル)を使った潮汐補正を試してみました.日本周辺モデルは以下の範囲と解像度です.
対応範囲:110°E-165°E, 20°N-65°N
解像度:5 arcmin
日本周辺モデルの対応範囲

NAOTIDEJのREADMEより:

  • itmode = 1 : geocentric tideを計算します。geocentric tideは海洋潮汐と荷重潮汐の和です。海面高度計データの補正の場合はこれを使用します。
  • itmode = 2 : 海底を基準とした純粋な海洋潮汐を計算します。海底圧力計データ等の補正の場合はこれを使用します。


DARTのように海水面上にあるGPSブイのように,海面高度(波高)を計測している場合は,itmode=1を使うようです.S-netDONET等海底水圧計の場合は,itmode=2 を使うようです.

プログラムと海洋潮汐モデルは以下のファイルをダウンロードしました.
海洋潮汐予測プログラム:naotidej990909.tar.gz
海洋潮汐モデル:nao99Jb.tar.gz + nao99L.tar.gz
海洋潮汐モデル:nao99Jb_gc.tar.gz + nao99L_gc.tar.gz
  注) READMEに従ってテスト計算するには,_gc  が必要です.

naotestj.f が付属しているのでそれをベースにして,観測点の位置と
       x       = 146.192d0     ! East longitude in degree
       y       =  40.302d0     ! North latitude in degree
計算する時刻
c Start epoch
      iyear1  = 2016 ! year
      imon1   =    4 ! month
      iday1   =   17 ! day
      ihour1  =    0 ! hour
      imin1   =    0 ! minute
c
c End epoch
      iyear2  = 2016 ! year
      imon2   =    4 ! month
      iday2   =   19 ! day
      ihour2  =    0 ! hour
      imin2   =    0 ! minute
,出力間隔(DARTに合わせて15分)
c Output data interval in minute
      dt      = 15.d0           ! in minute
を修正して実行しました.NAOTIDEJの出力は,(何処かの)平均海水面からの潮位分なのでDARTの水深から直接引き算(naotestj.f はcm単位の出力で,DARTはm単位なので注意)すれば,潮汐補正されたデータを得ることが出来ます.
  注) 時刻はDARTもNAOTIDEJもUTなのでそのまま比較できますが,JSTなデータを扱う場合は注意.


DARTの観測データ(紫;左軸)から,NAOTIDEJで計算した潮汐(水色;右軸)を引き算した結果(緑;右軸)

観測(紫)と計算(水色)(縦軸のスケールは合わせてあります.1ticが0.2m)を比べると計算したNAOTIDEJの方が少し小さい振幅なので,結果(緑)に少し潮汐が残っています.

潮汐を引き算した結果のみのプロット